よくある質問
- 温湿布と冷湿布の使い方を教えてください。
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冷湿布、温湿布ともに鎮痛・消炎効果があります。しかし、それぞれ患部を冷やしたり、温めたりする効果はありません。
冷湿布には「ヒヤッ」とするメンソールの成分が、温湿布には「カッカ」するような唐辛子成分が含まれています。冷湿布は冷たく感じる「冷感湿布」、温湿布は温かく感じる「温感湿布」とお考えください。ご自身が貼って気持ち良い方をお使いください。
ただし、湿布かぶれには注意してください。特に、温湿布は冷湿布に比べて、かぶれ易い傾向にあり、冷湿布でも長時間貼り続けると、かぶれる場合もあります。湿布は数時間経てば、有効成分が皮膚に移行しますので、剥がす事をお勧めします。貼りかえる際には最低2~3時間は貼らずに皮膚を休めてあげてください。かぶれ易い方には湿布に代わる塗り薬もありますので、ご相談ください。
なお、打撲やねんざなどで皮膚が腫れている時は湿布で皮膚を傷つけてしまう事がありますので、氷や保冷剤などで冷やしてください。このような時には骨折の可能性もありますので、早めの受診をお勧致します。
- 骨折について教えてください。
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一般的な骨折のイメージは骨がバキッと折れている、足を骨折すると歩けない、手の骨折では手を動かせないなど色々考えられるでしょう。しかし、足や手を骨折したからと言って、動かなかったり使えなかったりするとは限りません。足を骨折していても歩いてこられる方もいます。
骨折にはバキッと折れている以外に亀裂骨折(ひび)・剥離骨折(小さなはがれ)・若木骨折(竹のようにしなる)などがあります。いずれの骨折も基本的にはギプスなどで4週間前後固定をします。骨折の場所や程度によっては手術が必要な場合もあります。
「動くから」「ひび」だから大丈夫と考えずに、早めの受診をお勧め致します。
- ねんざの対処方法を教えてください。
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ねんざは関節に大きな負荷が加わる事で、そこに付着する靭帯や筋肉が損傷してしまっています。痛みが走ったり、腫れたり、内出血が起こります。関節内に血液がたまったり骨折を伴う事もありますので、まずは氷や保冷剤で冷やして、早めに受診してください。
程度により安静に保つために一時的に固定や、後からリハビリが必要な場合もあります。安静にしておかないと症状が長引く場合もありますので、ご注意ください。
- 突き指の対処方法を教えてください。
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よく引っ張って元に戻そうとする方がいらっしゃいますが、これは適切な処置ではありません。
突き指は、指の靭帯を損傷しているケガで、骨折を伴う場合もあります。引っ張ると腫れや痛みが増し、骨折がひどくなってしまいます。まずは氷や保冷剤で冷やし、できればダンボールなどを添え木として固定をします。
ねんざと同じで、適切な処置をしないと指の変形や曲げにくいなどの後遺症が残ってしまう事がありますので、早めの受診をお勧致します。
- 肩こり・腰痛について教えてください。
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原因の多くは背骨の変形です。背骨が変形してくると骨を支える筋肉に負担がかかります。
筋肉に負担がかかるのが長期間になると、筋肉は少しずつ疲労していきます。
疲労した筋肉は疲労物質が溜まりやすく、柔軟性をなくして硬くなっていきます。
筋肉が硬いと首や腰を動かす際に滑らかに動きにくくなり、さらに負担がかかります。この負担が悪循環をし、どんどん悪くなっていき、筋肉や神経に不具合が出てきて慢性の肩こりや腰痛の痛みになります。骨の変形を元に戻す事はできません。温めたりして柔軟性をなくした筋肉を少しでも和らげて、血の流れを良くして症状をコントロールしていくしかありません。
そのためには、湿布や飲み薬、時にはブロック注射で対応します。骨以外の原因、内臓の病気や感染などの事もありますので、長引いたり、症状がひどい場合にはお気軽にご相談ください。
- ぎっくり腰の対処方法を教えてください。
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「腰痛は温めて血行を良くしましょう」と腰痛のところで言いましたが、それは「慢性期」の場合です。しかし、何か動作をした瞬間に突然痛みが出た場合は「急性期」になり、温めたりマッサージをすると悪化してしまう事が多いです。冷やすか、湿布を貼り安静にします。
ひどい場合には飲み薬やブロック注射で対応します。何日かして腰痛が少し残っている場合にはリハビリをします。「慢性腰痛」でも無理をしていると「急性腰痛」になる事がありますので、ご注意ください。
- 乳房にしこりがありますが、痛くもなんともありません。
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早めに受診し、乳腺エコー検査を受けられる事をお勧め致します。予約は不要です。
初期の乳がんはほとんどの場合、痛くありません。また、がんの中でも初期の乳がんは根治可能なものが多いです。閉経前後の方に多いですが、20代でも発症します。
あれっと思ったら先延ばしにしない事が重要です。
- 健康診断で異常を指摘されましたが、自覚症状はありません。
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高血圧、脂質異常症、糖尿病などは動脈硬化を引き起こし、命に関わる脳出血、脳梗塞や心筋梗塞などのリスク要因となります。これらは突然起こってしまいます。
また、糖尿病では視力障害、腎不全、指などの壊死という合併症を引き起こします。いずれも悪くならないと痛くもなんともありませんが、合併症が起こってしまうと元に戻らなかったり、四肢の切断が必要になったり、脳梗塞では後遺症が残ったりしてしまいます。
早めに受診し、精密検査や治療を受けられる事をお勧め致します。普段、健康診断を受けていない方は市の特定検診も受けられます。予約は不要ですが、その際、採血などの必要な検査をしますので、絶食でご来院ください。
- 内視鏡検査(胃カメラ)に健康保険は使えますか?
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保険医療機関ですので、各種健康保険証が使用できます。まずは医師の診察と予約が必要となります。
分からない事や不安な事はお気軽にお問い合わせください。
